日本最大の格闘技イベントK−1グランプリには多くの空手出身の選手が参戦してきた。

もともとは空手の「正道会館」が中心となって創設したイベントであったため、
初期には正道会館所属の空手家が多かった。
佐竹雅昭をはじめとする日本選手や、アンディ・フグといったスター選手も正道会の選手だ。

後には極真会館からもフランシスコ・フィリオやニコラス・ぺタスなどが参戦して
リングを多いに盛り上げることになる。
確かにフグやフィリオはスターになった。
しかし、彼ら空手出身選手の戦歴はキックボクシングの選手に比べて見劣りしてしまう。

その理由はK−1黎明期から明らかであった。
攻撃云々ではなく、ディフェンス能力である。

多くのフルコンタクト空手においては、頭部への足技以外の打撃が禁止されていたり、
防具を使用していた。
その影響はK−1リングでは如実に現れており、
空手出身の選手のガードは総じて甘くなる傾向があった。

それはガードを固めたとしても、気を抜いてしまう瞬間があるという意味においてもだ。
K−1用の練習を繰り返してきたであろう現在に至るまで、
創設母体である空手出身選手の苦闘は続いているのだ。


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